設計者が言っていることを理解できない理由を考えてみた | 設計の職場ではたらく文系卒

設計者が言っていることを理解できない理由を考えてみた 日々のこと


こんにちは、ともこです。

・設計者が何を言っているかわからない
・仕事がスムーズに進まない
・仕事のモチベーションが下がっていく



自身の知識不足が原因の1つではあるのですが
それにしても理解できなくて
最終的には仕事へのモチベーションが下がっていく…


設計の職場で働き始めて1~2年くらいは
ほんっっっとうに設計者が言っていることが分かりませんでした。


自身の原因だけに意識が向くと
自分を追い込んで辛くなってしまうので
理解できない原因が本当に自分以外にないのか考えてみました。

設計者の言っていることが理解できない理由
  1. 理系と文系でコミュニケーション方法が異なる
  2. 知識量の差を考えず話している設計者も少なくない
  3. 言葉での説明が不得意な設計者もいる


「自身が原因で理解できない」を
減らすために 取り組んだことも紹介します。

「理解できない」をカバーするためにやったこと

  • 設計者の仕事に触れる/見れる環境に身を置く
  • 新しく得た知識は言語化する


設計者の言っていることが理解できない理由

理系と文系でコミュニケーション方法が異なる

感覚の話になるのですが
理系と文系でコミュニケーション方法が異なると感じます。


個人的なイメージはこんな感じです。

  • 文系同士だと言葉でコミュニケーションするイメージ
  • 理系同士だと知識でコミュニケーションするイメージ



私は言葉で説明してもらわないと分からないタイプで
「その説明じゃわからない」というときも

設計者同士だと会話してる時があります。


これが知識で会話しているときです。


どういうことかというと

機械設計は既存の理論を使用して行います。

ある理論を使用して製品の性能やパラメータを調節していきますが
性能やパラメータは互いに関連し合っているものもあります。

「パラメータAが大きくなるとパラメータBは低くなる」
みたいな感じです。

なので、1つの論理を口にするだけで
複数のことが分かることになります。


海外のメーカーとのやりとりも増えていると思います。


日本側も海外メーカー側も、英語が第二言語の場合
両者とも英語が得意でないこともありますが
やり取りできちゃうこともあります。


資料やメールから相手が伝えたいことを
持っている技術知識で読み取れるからです。


こうやって考えると言葉というよりは
知識でコミュニケーションをしている
と言えるんじゃないかと思います。


知識量の差を考えず話している設計者も少なくない

お互いの知識量の差を考えずに
話をする設計者も少なくない気がします。


実際に設計者に話を聞いたことがあるのですが

自分でも知っているのだから
 相手も知っているだろう

という考え前提で話しちゃうそうなのです。


若手の方がベテランの方に話すときは
そのスタンスでもいいと思うのですが


50代のベテランの方が
こんなことを思っていたなんて驚きです。


「絶対そんなことないですよ!」
って思わず言っちゃいました。

1つの製品を設計する中で
得意不得意な分野があったり
ある分野にすごく詳しい人が
他にいたりするにしても


ベテランの方が
「相手も分かっているだろう」前提で話をすると
若手や中堅設計者にとっては
苦しいことも多いんじゃないでしょうか?

分からないことが多くなりすぎると
何がわからないか分からない状態に陥ってしまうので

「分からない/知らない自分が悪いんだっけ?」

とか

「自分の知識を自慢しているの?」

とさえ思ってしまうことがありました。


「自分でも知っているんだから…」
何て思わずにもっと胸を張っていいんじゃないの?!


って思っちゃいます。


設計者の常識は、世間の非常識なので。

設計者が知っている知識は
普通の人が生活の中で触れないことばかりです。

知識ゼロで今の職場に来た時
飛び交う会話が呪文だったので
私は少なくともそう思っています。


言葉での説明が不得意な設計者もいる

私は翻訳もすることがあるのですが
何を言っているか分からない日本語を受け取ることもあります。


翻訳者の方がだったらわかってもらえると思うのですが
原文でも何を伝えたいのかボヤっとしていると

翻訳後の文章も何を言いたいのかわからない仕上がりになります。


複数人の文章を受け取ると
翻訳しやすい人の文章・翻訳しにくい人の文章が分かってくるので
言葉での説明が不得意な方もいるんだな、という印象です。


個人的な経験ですが

質問をするとメールで数式だけがポーンと送られてきたり

長~~い資料と一緒に
「これを読んでください」
メンタルの一言だけの返信がきたことがありました。


その資料を確認したけどわからないから質問したんだけど…

こんなことがありすぎて

もしかして、いやがらせ!?( ゚д゚)ハッ

とすら思ったこともありました。

わざわざ資料を探してくれたのに
嫌がらせなわけないのですが。笑

当時はだいぶメンタル弱ってました…笑



前のパートで話した通り設計者の言語が「知識」とすると
こういうメールが来たのもうなずけます。


言葉では書かれていなかったけど

「これを理解すれば分かるよ!」
というメッセージだったんだろうな。

「理解できない」をカバーするためにやったこと

理解できない状態が続いても辛いだけなので
自分でできることを探して取り組んでみました。

  • 設計者の仕事に触れる/見れる環境に身を置く
  • 新しく得た知識は言語化する


何をしていいかも分からない状態の方へ
参考になればと思います。


設計者の仕事に触れる/見れる環境に身を置く

1つめは設計者の仕事に触れてみる、もしくは
設計者の仕事が見える環境に身を置くです。


設計者はすべてを言葉で言い表せない程の知識を
バックグラウンドに持ち合わせているので

設計の仕事は外から見ているだけだと
何をしているか分かりませんでした。


それゆえ、何を学べば良いかも分からない状況でした。

  • 設計者がどんな仕事をしているか
  • どんなことを考えて設計しているか


が見えれば

少なくとも何を学べばいいかは目星をつけられる
と考え設計者の仕事が見える環境に身を置くことにしました。



具体的には
職場の先輩にまず相談して上長に話をしてもらった後
設計グループに異動させてもらいました。


出来そうな仕事を
受けるようにしていたのもあってか

  • 何を言っているか全く分からないということが減った
  • 翻訳の過程で、使う単語の判断が早くなった
  • 工業系の知識が広がった


などの効果があり
翻訳のスピードが速くなった実感がありました。


新しく得た知識は言語化する

2つめは
新しく得た知識は言語化するです。

当然ながら翻訳は言葉を使う仕事です。

外国語を勉強している方や翻訳をしている方なら
うなずいてくれると思いますが

母国語で言語化できないものは
第二言語でも言語化できません


これと同じで、何となくわかった気でいる知識を
外国語で説明出来きなくても不思議ではありません。

言語化できない理由は大きく2つあると思っていて

  1. 実は伝えたい内容を理解できていない
  2. 通じる表現・言葉選び・伝え方が身についていない


②は場数を踏んで、これなら通じる・通じないの感覚を
養うのが一番身になるのですが

いつそれがやってくるかも分からないので
日ごろから訓練として言語化を心がけています。


言語化しようとすると
①伝えたい内容を理解できていない
に気づくこともあるので

気付くたびに本やネットで調べなおして
理解を深めることもできます。


そして
学んだことをなるべく自分の言葉に直して
このブログに言語化したりしています。


まとめ

以上が私が考えた
設計者が言っていることが理解できない理由でした。

設計者の言っていることが理解できない理由
  1. 理系と文系でコミュニケーション方法が異なる
  2. 知識量の差を考えず話している設計者も少なくない
  3. 言葉での説明が不得意な設計者もいる


また、
「理解できない」を減らすためにやったこと
も紹介させていただきました。

「理解できない」を減らすために取り組んだこと
  1. 設計者の仕事に触れる/見れる環境に身を置く
  2. 新しく得た知識は言語化する


理解できないのは
自身のせいだけではないかもしれませんが

めげずにできることをコツコツやって
少しづつ理解できることを増やしていきたいです。


今回はこれでおしまいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。