こんにちは、Tomoko です。
著者の森岡さんが就職を控えた
娘さんに向けて書いたものを書籍化したものがある
と聞き、自身を振り返るのにも良さそうと思い
読んでみました。
印象に残ったところを記録しておきます。
自分を知ることをサボっていた?
”わかる”とは、何がわかっていないかを、わかること。君の不安は、わからないことをずっと放置してきた”うしろめたさの闇”から溢れ出してきている。
これには「ガーン(゚д゚lll)」ときました。
自分のことを知るのをサボっていたのかも…
自分のことを知っている度合いを
Self Awareness というそうで
森岡さん視点では
Self Awareness が弱いまま就活を迎える人が多く
これは日本の課題でもあるようです。
考えたらわかることとわからないことの
境目が分かるようになり
わからないことをわかるためには
何がわかれば解決できそうか
もわかる(推測)できるようになる。
これが心の安定につながっていくのだそうです。
キャリアの目的は自分のハッピーを考えること
具体的な”こと”から発送するのではなく、”どんな状態”であれば自分がハッピーだろうかという未来の理想”状態”から発想すること
「働くとは情熱をもてる何かに取り組む」みたいに
思ってしまっていたのですが
「自分がハッピーな状態でいいんだ!」と
軸を自分に寄せることができました。
ハッピーな状態を思い浮かべたら
状態を具体的にしていきます。
- ハッピーな状態:家族がいてちゃんと養えている状態
↓ - 理想状態:奥さんはどんな人?子供は何人?
↓
理想状態を叶えるために必要なことは?:
・年収は?
・その年収を叶えるために就く職業は?
・その職業に就くために卒業する大学は?
・
・
・
自分の適性を見極めながら
考えていくと良いのだそうです。
書籍を読んでふむふむと読み進めながらも
就活をしていた当時の私にこれができたのか
というのも少し疑問になってしまいました。
ここでお話しした「自分がハッピーな状態を目指す」という点は
こむたろさんが言っていることと似ています。
≫ 関連記事:「心地よく働く」っていう考え方いいなぁ|「ちゃんとした自分」をあきらめたら、年収が上がりました。
働きやすい環境を作るには?
マーケティングの手法を使って、自分がコミュニティーで”市民権”を得やすい構造をつくる
「あの人はそういう人だ」
「あの人はああいう人だけど…
こういうところに価値があるから、まあしょうがない」
と思ってもらえるよう自身をブランディングするのだそうです。
具体的には、自身の強みや弱みなどを
考慮しながら以下を考えるとのことです。
- 戦う場所を選ぶ
- 誰に買ってもらうか決める
- 何を買ってもらうか決める
- どうやって買ってもらうか決める
こんなテクニックがあったのか…!
と思うと同時に
「こんな高度なこと、あんまり自己アピール得意じゃないしできなさそう」
といううじうじした自分もいます。
こむたろさんの「職場で『面倒くさくない奴』を目指す」
作戦を入り口にしたら良さそうと思います。
≫ 関連記事:「心地よく働く」っていう考え方いいなぁ|「ちゃんとした自分」をあきらめたら、年収が上がりました。
人が最も苦しいときはどういうときか?
森岡さんはこのように言っています。
人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ
また、
人は自分の強みで戦うしかないので
自分の強みを知っておくことが必要
と言っています。
しかし、自分の強みが弱みになったり
活かせなかったりする環境もあるので
これは置かれた環境にもよるのかなと思います。
そんな環境を自ら選んでしまった場合もあれば
自分の意志とは関係なく置かれてしまう場合もあると思います。
どちらにせよ、こうなると周りからの評価が低くなるだろうし
自己評価も低くなっていってしまうので辛いですね…
この状況が途中で触れた「不正解」にも当たると考えます。
さいごに
この記事では初めて「苦しかったときの話をしようか」を
読んだ時にビビっときた内容を記録しました。
結局のところ、働くとは自分を知るところから
始まるのだなお、と思いました。
就活を始めるとき「自己分析をしましょう」から
始まるのには理由があるのですね。
この記事を書くころには3回ほど読んでいるのですが
色々勉強したり経験した後に再度読むと
違う内容に意識がいったりするので
常に手元に置いておきたい1冊です。
森岡さんが就活を控えた娘さんに向けて書いた内容
ということでしたが、
働く人であれば誰でも読んでいい内容だと思うので
興味が湧いたら読んでみてくださいね。