こんにちは、Tomoko です。
verification と validation の違いってなに?
こんな疑問にお答えします。
- verification: 審査や書類での確認をして仕様に準拠した開発製品がつくられていることを確認すること
ソフトウェアvsハードウェア:ソフトウェア開発でよく使用される - validation:試験をして開発製品が規格や要求を満足していることを確認すること
ソフトウェアvsハードウェア:どちらでも使用される
verificationとvalidationの違い
結論、 ハードウェア開発 (機械設計)では
検証 = validationと考えてOKです。
ソフトウェア開発で
verification と validation は頻繁に区別して使用されます。
ソフトウェア開発での意味を解説したあとに
機械設計ではどのように理解すればよいかを
解説します。
ソフトウェア開発での verification の意味
verificationの意味は
正しいこと/真実であることの検証/立証/実証です。
英語でこれを説明するのによく使われる表現が
Are we building the product right?
僕たち、正しく製品を作ってるよね?
です。
下記のように正しく製品を作っていることを確認します。
- いつ:validation の前
- 何を:ソフトウェアが仕様を満たしていること
- どうやって:審査や書類での確認をして仕様に準拠していることを確認する
ソフトウェア開発での validation の意味
validationの意味は
検証、証明、妥当性確認です。
英語でこれを説明するのによく使われる表現が
Are we building the right product?
僕たち、正しい製品を作ってるよね?
です。
下記のように正しく作っていることを確認します。
- いつ:verificationの後
- 何を:顧客要求を満たしていること
- どうやって:実際にできたがったものに対して試験を実施する
上記で解説したことを
ソフトウェア開発のVモデルで見ると
図のようになります。
機械設計で理解する verification と validation の意味
ここからは私の考察になります。
お客さんと信頼性試験のことをvalidationを使って
コミュニケーションすることを考えたとき
機械設計では、検証 = validation と考えてOKです。
おさらいするとvalidationは
- いつ:verificationの後
- 何を:顧客要求を満たしていること
- どうやって:実際にできたがったものに対して試験を実施する
でした。
お客さんと取引がある場合、大事になってくるのは信頼性試験です。
信頼性試験では実際のサンプルを使って試験するので
validationに当てはまると考えます。
これらを機械設計に当てはめるとこのような図になると考えます。
あえて verification を機械設計に当てはめるとしたら
実際のサンプルを作成する前の
- 会社内部での書類や図面上で正しく製品が出来ているかの確認
- シミュレーション上で強度が十分かどうか等の確認
等が該当すると考えられます。
まとめ
- verification: 審査や書類での確認をして仕様に準拠した開発製品がつくられていることを確認すること
ソフトウェアvsハードウェア:ソフトウェア開発でよく使用される - validation:試験をして開発製品が規格や要求を満足していることを確認すること
ソフトウェアvsハードウェア:どちらでも使用される
今回はこれでおしまいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。