日々のこと

「生きてたら文系と理系、両方必要じゃない?」と思った話|文系と理系はなぜ分かれたのか

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こんにちは、Tomoko です。

文系に進んで就職して
仕事して日々過ごしてたら
理系の知識が必要になったんですけど…

文系も理系も両方必要なのに
なんで学生の時どちらか選ぶの?(´・ω・)不満げ

と思ったことがあり、ネットで調べていたら
こんな書籍が出てきたので読んでみました。

文系に進ん日々過ごしてたら理系の知識が必要になった

いちばんわかりやすいのが
高校生の頃に英語が好きで文系に進んで
就職したら理系の職場で翻訳通訳をしていたことです。

「文系」x「理系」の仕事になりました。

仕事以外でも理系は苦手だけど出来るところから
色々と学んでみました。

翻訳に必要だからものづくりについて学び始め、
設計→部品→材料と深堀していったら
化学が必要になりました。

野菜は理系とそんなに関係ないだろうと
家庭菜園を始めたら
土づくりについて知る必要がありました。
これって化学では?

理系分野に直面はしなかったものの、
歴史を学び始めたところ
歴史を知るには地理、宗教、政治、自然など
多くの分野知識が必要だと気付きました。

あれ?
生活してたら文系理系って交わってるんじゃないの?
色んな分野って交わってるんじゃないの?

進学するにつれて専門性を求められたけど
生きていくには文理の壁なんて取っ払って
広い知識が必要なんじゃないの?

という考えに行きつきました。

昔の人は文理関係なく学問を楽しんでいた

中世のヨーロッパにはアカデミー(ソサイエティ)
と呼ばれる会合があったそうです。

学問談講をした後
音楽を奏でながら晩酌をするような集まりで
女性も参加していたそう。

全人学教育を掲げたルネサンス期の理想を背景に
人々はなるべく多くの分野を知るのが良いとされていました。

そのため、数学と音楽、詩が同居するような会合もあったそうです。

素直に面白そう。

当時の人たちは無理をしていたわけではなく、
彼らにとってすべてはつながっている感覚だったのだそうです。

※ルネサンス期の理想:特定の分野にとどまらず、様々な分野においてその才能を発揮し、自の才能を伸ばすことに情熱を傾けた人々

文系か?理系か?は試験の出来で決められている

昔の人々は文系理系の垣根なく
学問を楽しんでいたのに
なんでいま自分は楽しめていないのか?

文系か?理系か?は大学受験の
学科の試験の出来・不出来によって
決まっているように思います。

受験を乗り越えるためには
たいてい得意な方に進んだ方がいいから
自身を文理どちらかに分類せざるを得ない。

「文系・理系どちらに関心があるのか」についても
得意な方に興味を持ってしまうのも
しょうがない気がします。

個人的には苦手意識をもっているものに対して
興味を持つって苦痛を感じることもありますから。

最近は文理の細分化のし過ぎが懸念されている

分裂が激しくなったことへの危機感があり
その溝を少しでも埋めようとの動きがあるのだそうです。

先ほど気づいたように
すべての分野がつながっているのだとしたら

分裂しすぎてお互いを理解し合えない状況になったら
お互い主張するばかりで
まとまりのない社会になってしまうのかな。

文系人にとって大切なこと

私が文系なので文系人にとって大切なことを引用します。

「文科系の人」に言いたい最も大切なことは、自然を素直な気持ちで観察し、自然界のさまざまな気象の因果関係、自然の道理を自分なりに考えること

自然科学の楽しみは
「理屈を考えること」なのだそうです。

楽しく感じた例を1つ記載します。

信号の「止まれ」が赤の理由をご存じですか?

光には波長が長い光(赤)と波長が短い光(紫)が
あるのですが

波長の短い光は空気中のごみや水蒸気など
によって錯乱されやすい (光が届きにくい)のだそうです。

信号の「止まれ」は事故を起こさないために
一番重要なサインになるので、

波長が遠くまで届きやすい赤が採用されたのだそうです。

自然現象が日常に活かされていることを知ると
「他にどんな自然現象が生活の中に活かされているんだろう」
とちょっとワクワクしませんか?

理系が苦手だけど弱点をカバーしてくれる中間系の存在

理系に興味を持てても
すべての理系知識を習得するには無理があるし
仕事ではのんびり知識を習得するわけにもいきません。

そういう時は、苦手をカバーしてくれるものに頼ります。

私は理系ができない文系なのですが
仕事面ではIT存在が大きいです。
エクセルの関数やマクロを覚えれば大量の面倒な計算を
一気にやってくれるので助かっています。

周りが技術者で簡単な計算は暗算でやってしまう中、
私はそれができません(悲)

kg⇔gの変換サイトなども積極的に活用しています。

(作ってくれた方、本当にありがとう…!!!)

これからの時代はAIも
「苦手をカバーしてくれるもの」のうちに
入ってくると思っています。

さいごに

中世のヨーロッパでは
「人々はなるべく多くの分野を知るのが良い」と
ありましたが、最近の言葉に言い直すと
「ゼネラリスト」なのかなぁ、と思います。

最近職場で「ゼネラリスト」という
言葉を聞いたことがあり

求められる人材にも流行があって
歴史も繰り返すのだなぁ、なんて思いました。

最後までお読みいただきありがとうございます。