翻訳・通訳

今なら話せる翻訳・通訳で経験したトラウマ話と学んだこと

trauma
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こんにちは、Tomoko です。

今回は翻訳・通訳で経験したトラウマの話です。

いまでこそ「記事にしてみようかな」
くらいの気持ちになってきたけど
当時は辛かった…。

新卒の頃あった話で、
「翻訳通訳するのが怖い」と
感じるようになったきっかけでもあります。

翻訳のトラウマ話

翻訳のトラウマは
会議10分前に来る資料の翻訳依頼です。

  • 会議に使う資料を訳してほしい
  • 資料のページは10ページ程度
  • 会議開始は10分後

ということです。

無理でしょ。

今なら速攻でそう言えますが
当時まだ未熟だった私には言えませんでした。

業界用語、専門用語、資料の技術的内容…..
全部わからない。

依頼者も急いでいるというのに
資料の内容の説明もされず

聞いても適当に流され、

内容を理解するところから
始めなければなりませんでしたし、

せかせかした空気を感じながら
出来るだけやって資料を出していました。

幸いにも?社内の会議だったので
どうにかなった会議ですが

海外赴任している日本人の方には
かなり迷惑をかけました。

(1回や2回じゃなかった)

日本語の資料を作った本人は、
「翻訳者に投げるところまで時間内にやったから
間に合わなかったのは自分のせいじゃないです」
みたいな感じでしたね…

いまは可能なら会議の時間を
後ろ倒しにさせてもらうくらい
図太い姿勢でいきます。

通訳のトラウマ話

新卒で配属されて
1か月経つかどうかの頃の記憶です。

突然ミーティングに呼ばれて「同時通訳して」
と言われました。

は?

ってなりましたね。笑

この会議の趣旨、アジェンダ、他の会議出席者、
業界用語、専門用語、等

まったく分からなかったので
相手が言っていることも理解できず

当時は黙り込むことしかできなかったです。

会議にはもちろん
他にも英語が分かる人が参加していたので
会議は進んでいきました。

ただ、「同時通訳して」と発せられたときの
大勢からの注目や
対応できなかった不甲斐なさや恥ずかしさ
は今でも思い出します。

【学んだこと】依頼者と翻訳・通訳者の協力は大切

こんな経験が起こった共通点は

  • 翻訳・通訳が必要なことを事前に知らされない
  • 翻訳・通訳する内容を共有してもらえない
  • 共有を頼んでも共有してもらえない

資料は、会議の直前に渡せば
ちょちょっと訳してもらえる
とでも思われていたのでしょうか?

会議って、仕事を回せる人が参加するから
会社のこと、製品のこと、誰が関わっているか、
会議を行うに至った背景、など

超ベースの情報は
みんなが共通認識として持った状態で始まります。

それなのに通訳者には
その情報が共有されないんですよね。

日本語の会議でも内容を知らないと
参加するのが難しいのに

なぜ英語の会議だと内容を知らなくても
突然参加しても理解できる
と思うのでしょうか。

翻訳通訳者が依頼者が伝えたい内容をより理解できれば
相手との良いコミュニケーションにつながるのに


って思います。

【学んで実践したこと】設計者の仕事に足を突っ込む

設計者の仕事って当事者にならないと
理解できないことって多いと思うんです。

(学生時代も「理系の人って何をしてるんだろう?」
と思ったことがありますがこれも同じことです)

なのでとある設計チームに入れてもらい
もっと設計者の側で仕事をすることにしました。

製品設計はできないので
設計者の打合せや会議に同席させてもらったり
評価などのできることをやらせてもらい

何かを学んだら
疑問などがでてくるので
それをまた学んでみて….

ということを繰り返してみました。

技術的なこと以外にも
他部門との連携、開発日程、予算など
色々なことを学ぶことができました。

これらの学んだことは
十分な説明を受ける時間がない時や
口下手な方の対応にも役立ちました。

さいごに

みなさんは翻訳・通訳の
トラウマや恐怖体験ありますか?
どんな風にカバーしましたか?

(社内)翻訳者は翻訳以外の仕事も
しているとも聞くし

機械翻訳の影響などで翻訳の仕事自体も
減っているから

翻訳者の数も減っていきますよね。

というか私の身の回りは既に少ないので
問題にあたった時

難しいし、孤独を感じるときもある。

だからやりきったとき
やりがいも感じるんだけどね。

お読みいただきありがとうございました。