こんにちは、Tomoko です。
- 技術英検の受験に向けて準備しているけど苦労している。
- 文系だけど挑戦できるかな?
そんな方へ、技術英検2級の勉強方法を紹介したいと思います。
私自身、文系出身という背景もあり勉強をはじめた当初は気が滅入ることもありましたが、2018年に工業英検3級(以下、技術英検2級)に合格できました!

本記事では、文系出身の目線で
- 文系出身でも合格できる理由
- 実際に合格した勉強手順
- 挫折しがちなポイントと対策
をまとめています。
技術英検2級のレベル目安と難しい理由
私が実際勉強した感覚での話になりますが、技術英検2級の勉強は苦労しました。
勉強をはじめる前に、私もネットで情報収集しましたが、「英検○級に合格したから」「TOEIC○○○点だから」といって、合格できるとは限らないのが技術英検だそうです。
英語が得意でも合格できるとは限らない理由は、英語力に加えて理系の専門性が必要だからです。
実際勉強をはじめてわかったのは、技術英検2級の英文法は複雑なものではないということ。高校卒業くらいの英文法で乗り切れるんじゃないかなと感じました。(英検2級程度、TOEIC600点程度)
その反面、英単語を覚えるのが大変でした。
“技術”英語なので、問題の内容は物理、化学、製造、天文学、生物学、地質学、などにわたります。簡単に言うと”理系”分野です。
- 「英語が得意×理系が得意」な人
- 「英語が得意×理系が苦手」な人
どちらが合格に近いかというと、「英語が得意×理系が得意」な人です。なので、文系出身の方の合格への道はちょっと遠いと考えておくのがちょうどいいと思います。
脅すようなことを言ってしまいましたが、文系出身の方もしっかりと準備すればもちろん合格できます!
技術英検2級の勉強方法【私が使った参考書も紹介】
勉強方法は以下3ステップです。
- 単語を地道に覚える
- 演習問題を解く
- 過去問を繰り返し解く
実際には、まず「①単語を地道に覚える」と「②演習問題を解く」を繰り返しました。
「①単語を地道に覚える」と「②演習問題を解く」で使用したのがこちらの参考書です。
問題を解きながら分からない英単語を調べて、分かる英単語を増やしていきました。
問題集の後ろの方には英単語がまとまっているので、単語帳に書き写して暇さえあれば
目を通すようにしていました。
繰り返し問題集を解いて、分からない単語や間違えた単語があれば単語帳に追加し覚えるようにしていました。
試験1か月前頃から過去問を解き始めました。
\ 新しい問題集はこちら /
過去問に取り組み始めても余裕があるときはまだ覚えられていない単語にも目を通して、分かる英単語を増やすことにも力を入れました。
文系出身の強みと苦労する点
勉強と受験を通して、文系ならではの強みとつまずきポイントがあると感じました。
- 強み:文法の基礎知識がある
- つまずきポイント:理系の単語が覚えづらい
文系出身の強み
文系出身の強みは文法の基礎知識があることです。
高校受験や大学受験で英語を勉強した方がほとんどだと思うので文法の基礎は学んできているはず。
技術英検2級はシンプルな文法が使われているので、多くの方は文法に困りません。大学受験をした方は思い出す程度の勉強量で乗り切れるでしょう。
文系出身がつまずくポイント
文系出身がつまずくのは英単語を覚えることです。
「技術英語」というジャンルだけあって、文系出身は普段触れたことのない単語がたくさん出てきます。
覚えようにも英単語と対になる日本語を頭の中で結びつけるのに苦戦しました。初めて見る英単語の中には、それが何なのかが想像できないものも出てくるので逐一調べる手間もかかります。
勉強のコツは、文法の勉強に時間をかけない代わりに英単語を調べて覚えることです。
しかし、実際勉強を始めるとしんどくなってくる方もいると思います。辞書を調べても何なのかわからず、日本語の辞書を引いてもわからず、ネットで詳しく調べるけど、結局何なのか理解できず….だんだん嫌になってくるんですよね。
(あれ?いつの間にか中学生の理科を勉強しているぞ?っていう状況になっていることも…)
【文系向け】技術英検2級の効率的な勉強のコツ
ここまで読んで自信が無くなってきた?
そんな方に伝えたい。
「覚えられない単語は諦めてもいい!」
覚えるのを諦めざるを得ない単語もあると思います。
実際、私は覚えるのを諦めた単語がたくさんありました。単語とテキスト上意味だけをつなげて覚えるって難しいんですよね。私は英単語と日本語に加えてそれが何なのかを多少理解できないと覚えられないタイプというのもあって…。
覚えられないことをネガティブにとらえず、「60%正解すれば合格できるのだから」と何回か触れても覚えられない単語を思い切って諦めるのも立派な戦略です。
技術英検2級を勉強してよかったこと
技術英検2級を勉強してよかったと思うことは大きく2つあります。
- 翻訳する文書の理解が早くなったこと
- 自分の翻訳に自信を持てるようになったこと
詳しくお伝えしますね。
翻訳する文書の理解が早くなった
海外の規格がスラスラ読めるようになりました。
「この単語知ってる!分かる!」ということが増えて辞書を逐一引かなくても文章やパラグラフの全貌を理解するまでのスピードが速くなった実感がありました。
試験を受ける前は、逐一辞書を引いて時間がかかっていましたが、勉強した後は辞書を手に取る回数が少なくなりました。
自分の翻訳に自信を持てるようになった
分からない単語が多いと「また分からない…次も分からない…」と気持ちが落ち込んでいました。
技術英検2級に向けて勉強したことで「理系の内容がわかるようになってきた」という実感が湧いてきました。結果的に、翻訳業務に対する自信にもつながりました。
まとめ
この記事では、文系出身の私の体験をもとに技術英検2級の勉強方法とコツについて紹介しました。
- 文系出身は英文法の基礎知識が強み
- 英単語はつまずくポイント
- 問題集と過去問を上手に使って対策
- 理解できない単語は戦略として諦めてもOK!
文系出身の方にとって、技術分野は馴染みのない分野です。だから、技術英語や技術の内容そのものへの理解が難しく感じると思います。
「せっかく受験するなら合格したい」気持ちは当然持つと思いますし、不合格だと落ち込むだろうなって想像も浮かびます。
でも、現実として資格がなくても翻訳の仕事はできます。たとえ不合格でも勉強した分はしっかり身について実務でも勉強の効果を感じられる瞬間があると思います。
なので、今勉強に行き詰まりを感じていても、まずは自分が挑戦すると決めた級までやり切る価値は十分あります。
受験を迷っている方や少しでも興味を持っている方は是非挑戦してみてくださいね!
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