翻訳・通訳

【学生時代】「通訳の仕事やりたくないなぁ」と思っていた話

通訳の仕事やりたくないと思っていた話
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こんにちは、Tomoko です。

通訳の仕事やりたくないなぁ。

中高校生の頃に、そう思ったことがあります。

翻訳通訳の仕事をしているのにこんな話するのもどうかと、投稿ボタンを押づらかったのですが、思い切って投稿することにしました。

学生の頃、「翻訳通訳の仕事嫌かも。」と思った話から、実際翻訳通訳の仕事をやってみてどうだったかを記事にまとめました。

  1. 翻訳通訳の仕事をしたくないのは勉強し続けるのが嫌だったから
  2. 嫌でも翻訳通訳の仕事がやってくる経験
  3. 翻訳通訳の仕事を続けたら世界観が広がって面白かった
  • 翻訳通訳の仕事ってどうなの?
  • どんなことを考えているのかな?

こう思っている方がいたら、読んでみてください。

学び続けるしんどさ

当時、中学生の私は勉強ができませんでした。だから「学び」というものにとてもネガティブな気持ちを抱えていました。

しかし、英語は唯一好きな教科で英語だけは楽しんでいました。進路が頭にちらついたときも、「外国語を使う仕事といえば通訳や翻訳」と単純に思い浮かべ、ぼんやりと「翻訳や通訳に携わるのかなあ~」くらいには思っていました。

そんな頃に、たまたまテレビで通訳者に密着した番組がやっており、じっくりと見ることとなりました。番組が終了して最初に思ったことは…

通訳、嫌かも

でした。笑

通訳者の方は、当日の通訳のために通訳する内容についてたくさん勉強し準備をしている姿が印象的でした。私はそこで初めて、通訳をするには、通訳する内容についても勉強する必要があると気づいたのです。

仕事自体についても終身雇用のイメージを持っていたため、

その仕事に就いたらずっとその仕事をする

通訳の仕事を選んだらずっと通訳をする

通訳するたびにたくさん準備(勉強)する必要がある

働く限り一生勉強が続く

え、嫌かも

こんな思考がめぐりました。

「ただでさえ勉強嫌いなのに、大人になっても勉強が続くのか」と一気に通訳という仕事に興味を失ったのでした。

語学が出来ると翻訳・通訳の業務は勝手にやってくる

学生ながらに年を重ねるとともに、色々なアルバイトも経験しました。

大学生の頃に企業でバイトをしていたのですが、そこで気づいたのは、外国語のスキルがあると自分の意思とは関係なく勝手に翻訳・通訳の業務はやってくるということ。

英語が好きだったこともあり、英語の資格や留学も経験していました。そうすると履歴書に書かざるを得ないんですよね。履歴書に書くと、雇い主側はやっぱり英語の印象が強く残るみたいで、英語関係は頼もうみたいな雰囲気になるんですよね。

自分では英語の仕事を求めていないけど、そこに価値を感じて雇ってくれたとなると多少は対応しないとと思いますし。嫌だからと言って履歴書になにも書かないと、何もやってこなかった人になってしまいますし…。

話がずれちゃいますが、記事を書きながら、学生の頃に好きだけどやりやくないことをやらざるを得ない状況になる正体ってこれだなあって思いました。

翻訳通訳の仕事で世界観が広がる

結局、翻訳通訳を仕事としてきました。翻訳通訳の仕事をやっていてよかったなと思います。理由は、外国語のスキルを持っていると世界観が広がるからです。

世界観はどこまでも広がる可能性がありますが、わかりやすいのは2点だと思います。

  1. 異文化への理解が深まることで世界観が広がる
  2. 翻訳通訳する分野や業界への理解が深まることで世界観が広がる

異文化理解で世界観が広がる

日本人と外国人の間に入るので異文化への理解が深まります。異文化理解をすると自国への興味や理解も深まります。

翻訳通訳する分野や業界への理解で世界観が広がる

翻訳通訳の仕事は「英語×専門分野」です。翻訳通訳する分野や業界を学ぶことになるので、例えば私の場合は、理系分野の世界観が少し広がりました。世界観の幅としては技術的なことからユーモアの方まで少しずつ育っていった感じです。

最近「あーわかる。笑」と思ったのは、テレビで「職人の技はミリ単位の誤差も許されない世界」みたいなコピーが使われていますが、実は「ミリ単位」って職人や技術者にとってはめっちゃ余裕あるよねっていうツッコミ。

数年前までは、「私も『ミリ単位の世界』と聞くと、『すごく厳しい世界』と感じていたなあ」なんて、しみじみした瞬間がありました。

世界はどんどん広がる

会社の中である程度の実績が積めると、「技術+会社説明」のようにひとまわり大きい仕事がやってくることもありました。すると会社について改めて調べたり、知らない製品があればまた調べたり、と知識も広がっていきました。

自分の興味関心も影響しますが、どこまでも広げようと思えば広げられるのかなと思います。

さいごに

この記事では、学生の頃に「翻訳通訳の仕事嫌かも。」と思った話から、実際翻訳通訳の仕事をやってみてどうだったかを記事にまとめました。

  1. 翻訳通訳の仕事をしたくないのは勉強し続けるのが嫌だったから
  2. 嫌でも翻訳通訳の仕事がやってくる経験
  3. 翻訳通訳の仕事を続けたら世界観が広がって面白かった

外国語を扱う仕事って、異文化交流(「異文化=外国」)のイメージが強かったです。それは間違いではありませんが、「異文化」の定義ってもっと広かったんだなと思うようになりました。