こんにちは、Tomoko です。
金型って英語で何いうの?
die とか mold とかいくつか単語があるけどどれが正しいの?
こんな疑問にお答えします。
- mold:液体状の材料を流し込んで成型する型
- die:固形状の材料をたたいて成型する型
- tooling:mold も die も含む金型の総称
mold に訳す金型
mold は液体状の材料を流し込んで成型する金型です。
すなわち、鋳造に使われる型のことです。
鋳造を知らない方へ、こんなイメージです。
die に訳す金型
die は固形状の材料をたたいて成型する金型です。
すなわち、鍛造に使われる型のことです。
鍛造を知らない方へ、こんなイメージです。
tooling に訳す金型
tooling は mold も die も含む金型の総称のイメージです。
具体的には区別しないけど「金型」と言うときに使います。
金型部品を含む場合もあります。
mold, die, tooling の使い分け
個人的な経験の話になりますが
mold と die は
単体の部品を作ってくれるメーカーと
やりとりするときに使っているイメージです。
tooling は特に海外のお客さんとのやりとりで
使っているイメージです。
もう少し具体的に言えるとしたら
お客さんは、いろんな部品メーカーとやりとりをしているので
mold も die も含む tooling を使っていて
Tier1 以下は部品メーカーと具体的なやり取りをするために
mold や die を使用している感じです。
ダイキャストの金型は何て言うの?
ダイキャストに使用する金型は
英語で die-casting mold です。
ダイカスト(ダイキャスト)は
鋳造を発展させた加工法です。
溶かした材料を型に流し込む点は
鋳造と一緒ですが
ダイカストは圧力を加えて
材料を金型に流し込みます。
材料を流し込む際の圧力に耐えられるよう
金型も何トンもの力で押し合わせた状態にします。
鋳造はメソポタミア文明の頃からあり
ダイカストは1838年のアメリカで
手動式の活字鋳造機の発明が始まりなのだとか。
そう聞くとダイカストが最近の技術に聞こえます。
それとも、鋳造がめちゃくちゃ古くからあるといった方がいいのか…。
本記事では「鋳造」「ダイカスト」という言葉を使っていますが
- 鋳造を、重力鋳造
- ダイカストを、圧力鋳造
と呼んでいるメーカーや会社もあれば、
鋳造という枠の中で
- 重力鋳造
- 低圧力鋳造
- 高圧力鋳造 (ダイカスト)
と圧力の違いで
呼び方を分けている場合もあるようです。
まとめ
- mold:液体状の材料を流し込んで成型する型
- die:固形状の材料をたたいて成型する型
- tooling:mold も die も含む金型の総称
金型の種類ってたくさんあって
最初は見る気になりませんでした。
自分が関わる製品を作るのに使う金型から
勉強してみるのがおすすめです。
“1”知識が入れば
その後の新しい知識も頭に入ってきやすいからです。
その”1”を得るのが
結構大変だったりするんですよね…
このブログが”1”を積み重ねる
きっかけになれば嬉しいです。
今回はこれでおしまいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。