こんにちは、Tomoko です。

小中高を通して武道やスポーツの経験がありますが、通訳は武道やスポーツと同じだと思っています。

積み重ねてきたもの以上は本番で出せません。でも、準備が十分できていると、不思議と「ゾーン」に入ることがあります。通訳中に、その感覚を何度か経験しました。

翻訳にも当てはまりますが、調べて整える時間を持てるのに対して、通訳はリアルタイムの比重が大きいです。誤魔化しがしづらい分、積み重ねたものが見えやすいかと感じています。

監査通訳で実感した準備の力

はじめて監査の通訳に入ることになったとき、かなりビビっていました。その場で即座に対応するには、少し難しさがある内容と感じていたからです。

技術的な話も多く、依頼者は専門職のベテランでした。今もそうですが、私は専門職の方と同じレベルで技術内容を理解しているわけではありません。そのまま臨めば、間違いや認識のズレが起きる可能性がある状況でした。

やったことは「事前の準備」と「理解の補強」

そのため、事前にかなりの準備をしました。

  • 資料の読み込み
  • 用語の調査
  • 社内・客先・業界用語の確認
  • 想定される会話のシミュレーション

さらに、依頼者とも事前にコミュニケーションを取ることで、「意図を正確に伝えたいところ」「意図を崩さずに伝えるところ」などを整理してコミュニケーションのズレがなるべく起きないよう準備しました。

結果として起きたこと

準備と事前の理解を徹底したことで、当日は大きなトラブルもなく進みました。そして後から、依頼者の方からも感謝の言葉をいただくことがありました。とてもうれしかったです。

このとき思ったのは、「当日の対応が良かった」というよりも「始まる前の準備でほとんど決まっていた」という感覚でした。

日々の積み重ねが本番を支える

今回は通訳を例に書きましたが、この感覚は仕事全体にも通じるように感じています。当日のパフォーマンスばかりが目立ちますが、その裏には見えない準備や積み重ねがあります。

「本番は始まる前にほとんど決まっている」という感覚は、在宅ワークをする上でも大切にしている考え方になっています。